「上海に移住する」と決まって真っ先に気になったことのひとつに、”空気”を挙げる方も少なくないと思います。昔ニュースで見た、真っ白なスモッグの映像が焼き付いている…私もそのひとりでした。
これについては、ここ5年くらいでかなりの改善傾向と言われています。
とはいえ空気や水については特に、体質や家族構成、日本で暮らしていた地域などによって、感度は人それぞれ。
専門家ではないので、個人の体感と確認ポイント、上海に長く住む方に教えてもらったことを載せたいと思います。
ちなみに私は東京の交通量が多い地域に暮らしていた、どちらかというと鈍感派という前提です。。
個人の体感
実際に2022年の夏から住んでみて、個人的な体感では、空気に対する不快度は想像より低く感じました。電気自動車や電気バイクが普及していることが大きいです。
直前にロックダウンがあったことや、大気質が比較的良好な夏に上海入りした影響もあると思います。
ただ大気質が低下する秋から冬にかけて、特に晴れの日は、外出を控えるほどではないけれど体感で多少分かる日もあります。少しモヤがかかって見える時も。
確認していること
大気質が低下すると言われているのが秋から冬にかけて。そのためこの時期は、毎朝の天気予報チェックと同時に大気質情報のチェックを習慣にしています。
外出予定に影響させる程ではなく、個人で意識することは限定的ですが、例えば自宅の空気を入れ替える時間帯、気になる日は外出時のマスク着用(現在はみんな日頃から着けていますが…)、今後必要と感じたら空気清浄機の検討など。
生活スタイルや体質に合わせて、神経質にならない程度に、生活に取り入れることにトライしています。
もしも重度の大気汚染の発生が予測される時には、地方政府当局から独自の大気汚染警報が発表されるようです。
毎日の大気質情報はスマホの天気アプリに掲載されています!
天気アプリ
(以下はiOSの例)
空気の質は「AQI値」で示されます。ちなみに、中国基準と米国基準ではAQI値に対するPM2.5濃度の基準が異なっているようです。
(引用元:在中国米国大使館・総領事館ホームページ)
在中国米国大使館・総領事館が独自に行なっているというPM2.5を含む大気質モニタリングの状況は、こちらのホームページに過去24時間分1時間単位で公表されています。他にも世界の大気質をモニタリングしているサイトやアプリがあるので、傾向を掴む参考にしても良いかもしれません。
IQAir AirVisual
(iOS・Androidアプリ)
なお、空気に関する情報やアプリを中国語や中国のアプリで検索したい時には「空气质量(kongqi zhiliang)」(=空気の質)で調べるとヒットします。
最後に、上海に住む中国人の方からもこのように話を聞きました。
・例年11月から2月にかけて、モヤがかかりやすい。
(空気の質が低下しやすい)
・ここ5年くらいでかなりの改善傾向。
(政府による環境規制や電気自動車などサービスや産業の進化によるもの)
・昔に比べて、空気を気にする人が若年層を中心に増加。
(空気清浄機がメジャーになった)
・朝起きたら、天気情報の確認と同時に空気情報をチェック!
過敏にはなりすぎず、生活スタイルや体質に合わせて気にかけることができればと思いました!
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